2023 春が始まる |
内山孝油絵教室 最終展 |
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約10年ほど前、折込チラシの広告を見て近所のカルチャーの「内山孝(日展参与)油絵教室」に入った。先生は高齢であったが矍鑠としていて、厳しさと優しさに溢れた指導をして下さった。コロナ禍で教室が中断される前の年、先生は教室で「俺は100歳までの春の日洋会展、秋の日展に出す作品の構想はもう決まっている」と述べられた。個人的には先生の絵そのものよりも、その生き方に私は強く惹かれていた。先生は昨秋、100歳の誕生日を迎えた翌朝逝去された。教室展「沃野会展」は、瘦せた土地を沃野にするという先生の考えが根底にあり、震災とコロナ禍による中止が無ければ今年で第40回になる筈だった。昨19日、先生への追悼と会の解散を記念した最終展の搬入飾りつけが行われた。3年ぶりに逢う仲間も皆それなりに歳をとっていた。会場での飲食は未だ禁じられているので全員写真を撮って解散。この絵は私が7年前位に教室で描いた先生の胸像画。油絵は一生懸命やった積りだったが、結局芽は余り伸びなかった。合掌。(2023-3-20載)
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