かつてはF6版に特定のコンテ鉛筆を使ってグイグイ描いていた。ところが１０年位前この鉛筆は廃番となり、私は多くの店を廻って残品を買い集めたが、そのストックも数年前に無くなる。他のコンテをいろいろ試したが、彩色する際、水で流れ出して黒い絵になってしまうのだ。と同時に私も重いスケッチブックを敬遠する歳になっていた。今回の旅では勇を鼓して大きな重いものを背負って行った。偶々入手した新しいコンテを使い見開きで大きな景にトライしてみた。極めて描き心地がよく、そのうえ水にも溶けなかった（がメーカーにTELしたら、これも廃番になっていた）。
　絵として纏めるには、もっと低い位置から安曇野平を望んだ方が良かった。なお麦畑もあるのだろうか？　黄色の畑が目立った。(2024-6-4載）