日本の現代版画の世界で沢山の名作を残した関野準一郎氏（故人）は調布市にお住まいでした。毎年春と秋に、息子の洋作氏の作品と共に自宅で展示を行います。（現代版画では彫りも刷りもご自分で手掛けられる）。その美しさと細かい作業に 毎回魅せられますが、今日一番印象に残ったのは「醍醐花篝」。あの醍醐寺の夜桜が一筋の篝火で照らされている様を微妙な「夜の色彩」で、花びら一枚一枚描写しています。著作権があり 私がその作品をお見せ出来ないのは残念ですが、代わりに素敵な広いお庭の一部を写真をお見せします。まさに春爛漫。（2025-4-8載）