2023 11月 福岡の旅など |
「生の松原」 |
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文永の役で蒙古が再来襲することを確信した鎌倉幕府は、九州の御家人に命じて防塁を築かせた。博多湾に沿いに 延べ20KMを半年間で築いた。ここ「生の松原」は肥前・肥後の御家人が築いて約2.5KM。途中で色が変わっているが、肥前の御家人が東側を姪浜砂岩を使って、肥後の御家人が西側を花崗岩を使って築いたため。文永の役から7年後、蒙古軍は大軍を率いて再来襲。博多湾は蒙古軍の船で埋まったと言われる。しかし、前回の襲来で先方の戦法を知っていたこと、防壁の上から襲ってくる敵に弓矢で対応したこと、また いわゆる「神風」が吹いたこともあり、撃退に成功した。国防の備えがいかに大切か分かる。現在の政府にも見習ってほしい。(2023-11-14載)
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