IE2.0 で追加された独自タグで、左右や上下にスクロールする文字を表示します。スクロール領域のことをマーキーと呼びます。最近の IE のバージョンでは、文字だけでなく、画像などをスクロールさせることもできるようになりました。
嬉しくなって、つい使ってしまいそうですが、読む側にとっては非常に目の疲れるタグですので、使用する際は慎重にしましょう。
Netscape 4.* で同じ事を行うには、レイヤと JavaScript を組み合わせることで実現します。Netscape 6.0 ではサポートしていませんが、Netscape 7.0 からサポートしているようです。
| 属性 | 意味 | 
|---|---|
| behavior=behavior | e2/i2。スクロールの形式をscroll(スクロール)、slide(端にぶつかると停止)、alternate(端から端までを往復)のいずれかで指定します。省略時の値はscrollです。 | 
| bgcolor=color | e2/i5。背景色を指定します。 | 
| datafld=datafld | e4。データバインド機能を用いる際の、データソースの列名を指定します。 | 
| dataformatas=format | e4。データバインド機能を用いる際の、データフォーマットを html または text のいずれかで指定します。 | 
| datasrc=datasrc | e4。データバインド機能を用いる際の、データソースの ID を指定します。 | 
| direction=direction | e2/i2。スクロールの方向を指定します。 left:右→左(e2/i2)(既定値) right:左→右(e2/i2) down:上→下(e4) up:下→上(e4)  | 
| height=n | e2/i2。高さをピクセルまたはパーセンテージで指定します。 | 
| hspace=n | e2。マーキーの周りの横方向の余白をピクセル単位で指定します。 | 
| loop=n | e2/i2。ループする回数を指定します。 | 
| scrollamount=n | e2/i2。スクロールする量をピクセルで指定します。 | 
| scrolldelay=n | e2/i2。スクロールする際の遅延時間をミリ秒単位で指定します。 | 
| truespeed | e4。scrolldelay で指定した時間が正確に守られます。この属性が無い場合は 60ミリ秒単位で丸められます。 | 
| vspace=n | e2。マーキーの周りの縦方向の余白をピクセル単位で指定します。 | 
| width=n | e2/i2。横幅をピクセルまたはパーセンテージで指定します。 | 
| 属性 | 意味 | 
|---|---|
| class=class | e3。クラスを指定します。 | 
| dir=dir | e5。文字の表示方向を指定します。 | 
| id=id | e3。ID を指定します。 | 
| lang=lang | e4。言語を指定します。 | 
| style=style | e3。スタイルシートを指定します。 | 
| title=title | e4。タイトルを指定します。 | 
| IE拡張属性 | 他にもIEで拡張された属性が指定可能です。 | 
| HTMLソース | 
|---|
<marquee bgcolor="#ffff99"> 見て見て、これがマーキーだぁ </marquee>  | 
| ブラウザ表示例 | 
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