東京の水がめとしての小河内ダムの建設構想は実に大正時代に遡ると言われます。ダムを作るに当たっては多くの家屋が湖底に沈みました。そのうちの何軒かでしょうダムのずっと上の方に移転し小さな集落を構えています。ダムの管理人にあそこ迄車で行けるかと尋ねたら、「道が極めて細いので車はやめた方がよいでしょう、歩いて登るのも大変」そして「今あそこの家は無人が多いのです」とのこと。不便に加え高齢化で離れる人が多いのでしょう｡(2021-4-11載）