近年国宝指定された「白鳳仏」の他に、深大寺に天台宗中興の祖「元三大師」像が秘仏としてあり、それが「僧像」としては日本最大の大きさ（高さ２ｍ）を誇るものとは、長い間近くに住んでいて知りませんでした。この像には先日上野の東京国博で拝顔して来ました。さらに驚いたのはその像の胎内に高さ15cmの「角大師」が収められていたということです。これも秘仏ですが上野の展示期間に合わせ、深大寺で御開帳される（205年ぶり）と聞き出かけてきました。金色の厨子に二重に収められているこの像、角が生えていて恐ろしい形相ですが、疫病退散のご利益があるとのこと。それを図案化したお札（右）は地元の旧家に貼られているのは見ていました。そのお札毎日版木で手刷りしているので、すぐ売り切れてしまうそうです。(2021-11-19載）