「神代植物公園」や「深大寺」の近くではあるがバス道を挟んだ一角に、「カニ山」と呼ばれる自然広場がある。最近はこの周囲も開発行為で宅地が迫って来たが、まだ野趣には溢れている。ここに限らないが、坂道を描くには晩秋から冬にかけてが最適と思っている。何故なら枝の合間を通して下方の家並みがよく見えるから、そして遠景を描き加えることによって下りの表現が易しくなるからだ。この下り道かなり急で滑りやすく、熊笹をかき分けて慎重に進む。遠くに見えるのは、先述の「国領タワー」。(2024-8-16載）