富良野あたりの坂道。真っ直ぐではあるが、地形に沿って起伏がある。私が坂道に興味を持つようになったのは、多分この頃からだと思う。当時　上り坂、下り坂を思うように描けなかった。その後どうしたら描けるようになるかいろいろ研究し、他人にそのコツを教えられるように自分なりに体系化した。それをある出版社から一冊の本として出した（どこがおかしい・どうなおす「坂道を坂道らしく描く法」）。幸いにも日本図書館協会と全国学校図書館協会の選定図書となった。第一刷はすぐに売り切れたが、出版元はなぜか増刷には動かなかった。増刷して売れ残り、初版の儲けをチャラにしてしまうことがそれまであったかららしい。(2024-3-2載）