2024 春隣 |
進水式 |
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約40年前 九州佐賀の工場で総務部長をしていた。工場は筑後川に接しており、原材料の搬入・製品の出荷等に船舶を利用していた。運航を委託していた船会社が新造船をすることになり、私も進水式に招かれた。今回古いスケッチブックから出て来たもので、多分造船所に隣接するホテルの部屋から進水式の朝 寸描したもの。今回黄ばんだ紙をバネから外し、2面繋いで記憶をもとに彩色してみた。造船所は大体において錆色をしている。件の船は左後方にあり、満艦飾を施している。式では船主の10歳になるお嬢さんが金の斧で綱を絶つと錘が下って行って船首にあるシャンパン瓶が割れ、船はゆっくりとレールの上を走り水面へと向かった。船上から餅や菓子を集客に投げ与えたのが、どのタイミングであったか記憶は定かでない。ともかくメデタ気分一杯の華やかな思い出である。(2024-2-23載)
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画帳と一緒に