高幡不動の裏山には「所内八十八所巡り」として、同じ大きさの地蔵が八十八像祀られています。回って見て分かったのですが、真言宗のこのお寺では地蔵は皆弘法大師その人であり、１時間余で巡れば「四国８８か所霊場巡り」と同じご利益があるということ。像の寄進者は皆四国の人。曼殊沙華も咲き終わり紫陽花も枯れた葉と茎が目立ち、やや華やかさを欠くこの季節。どの像の前にも１円玉と小さな折り鶴、米粒一つまみが供えられていました。（2023-10-11載）