村上水軍には海賊行為もあったようですが、真逆の海上活動の方が多かったようです。掟に従って航海の安全を保障し、瀬戸内海の交易・流通の秩序を支えていました。私が見てもあの狭い海峡・早い潮を乗り切るには良い水先案内人が必要だったでしょう。天正時代には毛利氏に加担し、織田水軍を壊滅させる功をあげています。ただ村上水軍に関しては正確な歴史資料に乏しく、この城は歴史家 奈良本辰也氏の考察によって昭和58年に構築されたもの。今回の旅の最後の上り坂、老骨に鞭打って登り切りました。(2023-10-3載）