2023 早春賦 |
紅梅や枝々空を奪い合い |
画像クリック 拡大/縮小
バスの車中から農家の垣根の中に紅梅が咲いているのを見ていたので昨日訪れてみた。バスから見下ろすのと、地上で見るのはやはり違う。梅は描いてみると沢山の枝の交錯と花・蕾の塊で相当手ごわい相手。サインペンではなく、今度はもっと大きなスケッチブックに鉛筆でじっくりと挑戦してみたい。俳句入門講座を初めて聴いた時、鷹羽狩行の「紅梅や枝々空を奪い合い」が紹介されたが正にそんな感じの光景。講師の説明では『この句は17音全部で紅梅の様子を詠っている、こういう俳句の作り方を「一物仕立ての句」と言う。12文字で何かを表現し、残り5文字に季語を入れる作り方「二物配合の句」と言い、こちらの方が圧倒的に作りやすいし、名句も多い。初心者はまずそれを狙え』と教えられた。しかし私の発想は今でも「一物仕立て」が多く、名句は余り生まれていない。(因みにその時紹介された「二物配合の句」は「白梅や父に未完の日暮れあり」櫂未知子)。この人の名前はIMEパッドを使っても出てこず、音声入力によった。(2023-2-25載)
|
Copyright © 2012-2014 Hanashiro. All Rights Reserved
画帳と一緒に