2022 晩夏 |
津の守弁財天 |
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新宿荒木町を約10年ぶりに訪れてみた。かつて在った料亭などの多くが建て替えられ別の店になっていた。国の内外を問わず何処でも再訪した所は、人出増と改悪によってガッカリし、かつてのイメージのまま心に止めていた方が良かったと後悔する(例外はスイスのみ)。荒木町で素描もしてなかったのが、この街の中心地とも言える「津の守弁財天」なので描き留めてきた。御三家「尾張藩」支藩 松平摂津の守の江戸藩邸がここに在ったという。弁財天の社はとても小さなもので、それをカバーする大社にしても高さ(組石礎石の上部分)は1M余だ(構造は平泉の金色堂のような二重になっている)。ここは要するに窪地で、かつては今の3倍もあったという「策(ムチ)の池」には大きな鯉とスッポンが多数居た。首の先まで入れると70センチになろうかという大きなスッポンが甲羅を干していた。(2022-9-5載)
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