2022 春爛漫 |
相原求一郎美術館 |
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相原先生のことは、お付き合いのあったO画伯からよく聞かされていた。若い頃パリの安アパートに3か月間同宿し、毎朝それぞれ出かけ夜になって戻ってくる。そしてその日に描いたスケッチを見せ合う。「今日こそは」といくら頑張ってみても常に相原先生の作品枚数が多かったという。帯広方面に出かけた時、作品を収納した美術館を訪ねた。先生は川越に生まれ育ったが、北海道の風土に魅せられ30数年にわたって描き続けた。収納作品のうち「北の十名山」が圧巻だった。美術館の建物は移築されてきたが歴史的建造物。遊歩道は旧国鉄広尾線の枕木を使っている。私はその日のうちに次の宿泊地・富良野まで移動・見物しなければならないのでこのスケッチは10分そこらで描いた。思えばもっと時間をかけられなかったかと悔やまれる。(2022-4-23載)
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画帳と一緒に