2022 弥生 |
琉球組踊を観る 1 |
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ひと頃 日本の古典芸能を次々に観た。ミラノ・スカラ座のオペラや、ザルツブルグのマリオネットは度々観ていても、日本の古くから伝わる芸能文化を全く観ていないのは恥だと思った。また 同時に最後部の席でスケッチしてみようという魂胆だった。沖縄の組踊を国立能楽堂で観たのは10年以上前のこと。洋物に比べて日本の芸能は話の筋が極めて単純で、動作もゆったりとしていて捉え易い。この時の一連の鑑賞の中で、古典芸能を話の筋だけで見るのは誤っていると認識させられた。これは琉球組踊「花売りの縁」、母娘二人が行方不明の夫を探しに旅に出るという物語。彩色は帰宅後するが、左の娘の緋色の着物の色は良く出たと思う。ただしスキャン次第で色は変わってしまうが。(2022-3-9載)
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