2022 早春 |
グッバイ三鷹跨線橋 |
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三鷹駅西側にある三鷹跨線橋。全長93M,幅約3M,高さ約5M、中央線の線路と三鷹電車区を跨ぎ南北の人の往来を確保するため昭和4年に建設された。いま歩いてみてその老朽化の程度は素直に実感できる。作家 太宰治がこよなく愛したというこの跨線橋、史跡として残したいという市や愛好者、保存改築には余りにもお金がかかり過ぎるというJR側との折衝が進み、近々取り壊されることが決まった。ただ下を走る中央線や保線区に出入りする車両は多数。それらの安全をを保証した上で取り壊すには大変な技術が要ることは想像に難くない。私が訪れたこの日、寒い北風が吹いていたが、ここから望む名物の富士山は姿を見せなかった。黄帯のJR総武線、青帯の東京メトロ東西線はいずれもここ三鷹を起点とする。なお「グッバイ」は太宰治の未完で絶筆の小説名である。(2022-2-1載)
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