2021 晩秋初冬 |
名勝 猿橋 |
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読売新聞の付録についてきた広重の「猿橋」図を見て、家内がぜひ行って見たいと言う。ここは甲斐と武蔵の接する所。行って見ると並行して県道・国道・旧国鉄中央線鉄橋が走っており何でここがと思うが、川幅30M余 両岸は高さ30M くらいの大きな一枚岩で、昔対岸に行くにはかなりの難儀があったことが偲ばれる。古くは推古天皇の頃に作られたと伝えられているが、その後損壊・焼失もあり、今の橋の構造は1676年に決まり、昭和54年の建設物が今に残っている。両岸岩盤に斜めの穴を穿ち、そこに角材を半分埋め、そのあと横の角材と組み合わせながら、少しづつずらして重ね全体としてアーチに似た構造にしている。雨の当たる部分には銅板の瓦を被せ腐食を防ぎ、現代の課題「持続可能性」をその頃から考えていた。(2021-12-5載)
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