2021 残暑 |
馬を見たことが無い村人達 |
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熊野回想の旅続き。終戦の頃 ここ紀州鉱山は日本で有数の銅鉱山として栄え それなりの人口もあった。終戦直前に陸軍の1師団が馬を連れて村に来、この入鹿神社の境内に宿営した。「馬」を連れて来たということでこの村は大騒ぎとなった。何しろ村人の多くは「馬を見たことが無い」というビックリする事実! 学校への登校は地区の年長者が率いたが、彼は「馬を見て行こう」と言い出し皆それに従った。「規則は守れ」と親から躾けられていて小心の私は「遅刻するのではないか」と悩んだが、抵抗は出来なかった。大幅な遅刻をしたことは確かだが、その時厳しい先生からお咎めを受けた記憶は不思議なことに全くない。今歩いてみると、子供の頃広く感じた道路も、車のすれ違いがやっと出来るか?と言う位。子供の目で見る物差しとの違いを実感した(2021-8-29載)
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