2021 大寒から立春へ |
隈研吾も偉大な建築家か? |
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仙川にある桐朋音大では、現在青シートの中で隈研吾設計になる音楽ホールを建設中。その後ろにある音楽部校舎も氏の設計で5年前に竣工した木造だが、現在風雨にさらされた部分はすっかり黒ずみ、正面玄関入り口の三角錐の屋根の下だけ完成当時の白木の美しさを保っている。背後の臨時通用門側で見ると、部分的にひどく汚れているほか、板は既にそり返りヒビさえ見られる。宮大工の名棟梁 西岡常一は言う「木はどこで成長したか、その木の癖を見抜いて、適所に使う」と。新国立競技場は隈が日本各県から杉材を取り寄せて建造した。その理念は美しい。だがその際 西岡の言葉を思い浮かべることは無かったのであろうか?(2021-2-2載)
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