3枚目の場所はフランス・コートダジュール地方のコアラーズ。南仏特有の薄い黄土色の石材（ライムストーンと言うのでしょうか）の細い路地です。これも石材の質感・模様に余り拘らなければ左程の難敵ではありませんでした。しかし私の場合、最近はサインペンを使うので強弱濃淡が表現しにくい。筆先の動きが速いとインクの供給が間に合わず擦れる。ちょっと間を置くと薄く描きたい所でも濃い線になってしまう。そんな欠陥がありながら、濃い線に憧れるのです。(2020-11-25載）