2019 霜月 |
仙川駅前広場と桜 |
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市民活動家は「この桜の樹を残せて良かった!」と言う。でも本当に良かったのでしょうか? 染井吉野の寿命は約50年と言われるし、保存活動以前は根の周囲は通行や集会で踏み固められていた。この痛々しい包帯姿を描いていて、私は「情緒的な反対運動は衆愚政治に繋がる」と思いました。この桜を残すために駅前ロータリーに大型バスが入れなくなったのです。従って仙川から成城に行くバスに乗るためには、細く混雑な道を桐朋学園前まで歩いて行かなければならず、特に年寄りなどの不便が思いやられます。調布駅前の整備も同様な例。予定していた地下駐輪場の建設は市民運動家の反対に会い挫折しました。行政は安易に妥協してはいけない。似たような例がいま世界各地に起こっています。
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