2017 秋深まる |
栃木鬼瓦 |
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吉屋信子の名前を知っている人は相当古い小説愛好家。巴波川(うずまがわ)沿いに「吉屋信子生誕120年記念」の標識がありました。彼女は新潟生まれですが少女時代をこの栃木で過ごしたそうです。しかしこのポイントには吉屋信子を偲ばせるものは見当たらず、何枚かの鬼瓦が展示されていました。瓦に適した粘土と燃料に適した材木を産出する山が近くにあったため、この地では瓦製造業が盛んだったようです。経験を積んだ職人はコテだけでこんな趣のあるものを作るのです。頭の中に完成予定の形があっただけで設計図は多分無かったのでしょう。こんな鬼瓦を載せられる家には多分資産家が住んで居たのでしょう。
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