イタリア中世山岳都市三昧 その2 |
ボルセーナ湖の眺め |
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旧市街のある丘を下り,街を一望できる湖畔に出ました。この絵は調子に乗って彩色も含め20分余で描きあげました。雲の動きも面白いし「現場」こそ最大の教師です。私はどこへ行ってもその場の空気感、あるいは「あの街の一角だ」と思えるような風景画を描くことにしています。しかし一行の中には、近景も遠景も省き「うす汚れた壁だけ」を追求して描く人も居ました。彼はシチリアでも、南スペインでも、南フランスでも「汚れた壁」だけ。同じような、何処だか分からないような壁ばかり描いていたら、そのうち「カベ」にぶち当たるだろうにと思うのですが、そんな心配彼はどこ吹く風。そうです!絵は描く人の主観で様々、観る人の好みも様々、百人百通りでよいのです。
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