イタリア中世山岳都市三昧 その1 |
若緑 |
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前掲の村を俯瞰する絵を描いて道に出たところに古い家が建っていました。その黒っぽい壁に古木が舞い上がるように這い、ところどころに新芽が出ています。洗濯物があるのを見れば無人家ではないらしい。「黒き壁這ひ舞ふ古木や若緑」と作り、同行の俳句歴14年の女性に見せました。「これはやはりブドウの木じゃない? 若緑なんて言わずにもう少し具体的に表現してみたら」。帰国後のスケッチ句会では案の定一票も入りませんでした。
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