2016 初夏 |
蘆花恒春園の竹林 |
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蘆花恒春園の正門を入ると記念館を経てまずこの光景に出会います。茅葺屋根は最近吹き替えられたのか陽を受けて明るく光っていましたが、その建物の名は「秋水書院」で蘆花の書斎と寝室だった由。兄の徳富蘇峰が国粋主義的であったのに対し、同志社でキリスト教の影響を受けその後トルストイに心酔していた蘆花は、幸徳秋水の考え方にも共鳴していてこの命名に及んだようです。もともと武蔵野の雑木林の中の屋敷でしたが、蘆花は竹林を好み自らここに植えたそうで、今われわれはこうしてその竹林を描くことになります。
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