大山の雄姿を望む展望台はいくつもありますが、紅黄葉の時期はこの鍵掛峠からの「南壁」の眺めが突出しているようです。2日間にわたってこの山の周囲を案内してもらいましたがこの峠を通ったのは都合4回。雨あり、雲ありで山稜全部を望めたのはほんの僅かな時間でした。この山は深田久弥も感嘆したように東西に長い稜線からの見事な崩落が特徴、南にも北にもコンクリートの色をしてなだれ落ちています。20年前この山に登った時に私も麓から石を拾って頂上まで運びました。少しでも崩落を抑えようというキャンペーンに従ったのです。