Java プログラミングを体験するには、Java の開発環境 JDK(Java Development Kit)が必要です。JDK は Sun のサイトから無償で入手することができます。2004年11月時点での JDK の入手・インストール方法(Windows用)を説明します。
JDK は通常、C:\j2sdk1.4.2_06 といったフォルダにインストールされます。
JDK を使用するには、環境変数 PATH に、javac.exe などへのパスを設定する必要があります。JDK が C:\j2sdk1.4.2_06 にインストールされている場合の設定方法(Windows XP)を説明します。
これにより、次回、コマンドプロンプト(MS-DOSプロンプト)起動時に、環境変数 PATH に JDK へのパスが設定されます。下記の手順で確認してみましょう。
C:\>set ← 環境変数を表示
Path=C:\WINDOWS\system32;C:\WINDOWS;C:\j2sdk1.4.2_06\bin
これから Java の学習を行うために、Java のテスト用フォルダを作成しておきましょう。テスト用フォルダを C:\java とした場合の例を示します。
C:\xxx\yyy\zzz>c: ← C:ドライブに移動 C:\xxx\yyy\zzz>cd \ ← ルートフォルダ(\)に移動 C:\>mkdir java ← javaフォルダを作成 C:\>cd java ← javaフォルダに移動 C:java>
簡単な Java アプリケーションを作成してみましょう。メモ帳などのテキストエディタで、下記の内容のファイルを作成し、ファイル名 HelloWorld.java で保存してください。ファイル名は大文字・小文字も正確に区別して指定してください。
class HelloWorld { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello World!!"); } }
ファイルが作成されていることを dir コマンドで確認してみます。
C:\java>dir 〜略〜 2004/11/07 02:06 110 HelloWorld.java 〜略〜
これを、javac コマンドでコンパイルします。
C:\java>javac HelloWorld.java ← .javaファイルをコンパイル
コンパイルすると、HelloWorld.class ファイルが作成されます。
C:\java>dir 〜略〜 2004/11/07 02:07 427 HelloWorld.class 2004/11/07 02:06 110 HelloWorld.java 〜略〜
HelloWorld.class ファイルを java コマンドで実行してみましょう。
C:\java>java HelloWorld ← .classファイルを実行
Hello World!!
Hello World!! と表示されれば成功です。